マラネロ系に限って言えば、なんといってもデフォルメが効きまくっているグラマラスなボディに尽きます。 ボディについては何も言うことはありません。 キットの構成としてはボディ、インパネ、インテリアがレジン製で、ロールケージ、シート、ハンドル、リアウイングなどがホワイトメタル製。 ウイング翼端板、リアディフューザー、エアの出入り口、アンテナ、ボンネットピン、ブレーキ、窓枠などがエッチングパーツ、窓が塩ビ板、ライトカバーはバキューム品、シートベルトは粘着シート、デカールは何処のか不明、ホイールは挽きものかホワイトメタル、などなどで、とても質のいいものがついています。

 その中でも特に特徴的なのがエッチングの窓枠に塩ビ板を貼り付けたものを使うウインドウと、かなり強固なレジンの質ですね。 窓枠については最近のものならウインドウフィルムにプリントされているものになっていますし、レジンは非常に硬いものですが出来が良いので手を加えるところはほぼ無いと思います。 またデカールも曲面によくなじむ非常に貼りやすいものですが、単色ではないモデルについては塗り分けではなくデカールを使うものがほとんどです。 でもこれはデカールを使わず塗り分けたほうが良さそうです。

レジンパーツです。
基本的にはこの構成ですが、PJ284とPJ294はリアバンパー下部につく筒状のパーツもレジンで付属します。 また、一部のプロドライブ系にはフロントバンパー内につくファンネル状のパーツもレジンで付属します。 これらは非常に小さなパーツになりますので、紛失に注意しましょう。
ホワイトメタルのパーツです。
ロールケージはボディ形状にあわせて手曲げする必要があります。 リアディフューザーはイタルテクニカ系の場合エッチング製です。 またイタルテクニカ系の場合、ホイールはリムが挽き物でディスクがエッチングという構成になり、車軸はただのシャフトになります。 シャフトの場合は自分で長さ調整する必要があります。
ディフューザーやウイング、ミラーなどは画像のように数種類入っていることもあります。
エッチングパーツ他です。
非常に精度の高く細かなエッチングパーツが多数付属します。 これもホワイトメタルのパーツのように多種の使わない部品も入っています。 左側にはウインカーとライト、右下にはホイールナットとシフトレバーと非常に細かい部品が付属しますので、紛失に注意しましょう。
デカール他です。
デカールはちょっとノリが弱い気がしますが、非常に薄く質のいいものが付いています。 ライトカバーはバキュームパーツを切り出すようになっていますが、最近のものはウインドウ同様カット済みのものになってます。 だからといってピッタリ合うとは限りません。 これについては私はバキューム品のほうが好きです。 それは下に曲がりこんでいる縁の部分を上手く残すことが出来ると、ボディにあわせた際よりリアルに感じるからです。 左上のは粘着シート式のシートベルトです。 シートベルトの形にカットされていますが、シートそのものが小さい部品ですので結構貼りにくいです。
問題の窓枠です。
下のシートがプリント式のもので、ウインドウの形にカットされているのでそのまま剥がして貼るだけです。 簡単かつ綺麗に貼れるでしょうが、窓枠の立体感は今ひとつか? でも悪くは無いですよ。
左上は透明シートの上にエッチングの窓枠が置いてあり、右上は窓の縁が印刷されたシートです。 どちらもウインドウの形にカットされていませんので、自分であわせてカットする必要があります。 また縁ありを使うか透明を使うかはキットによりますので説明書を良く見ましょう。


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